2018年5月26日

藤井基二さん(平成22年度卒)を紹介します!

今回紹介するのは藤井基二さん(平成22年度卒)です!

藤井さんは現在、尾道市久保2の路地裏で、午後11時に開店し、午前3時に閉店する古書店「弐拾db(にじゅうデシベル)」を営まれています。

中学で本の面白さに目覚め、好きな詩人である中原中也を研究しようと、中也が住んだ京都の龍谷大学文学部に進学した藤井さんが、尾道で全国でも珍しい「真夜中の古本屋さん」を開くに至ったその経緯や、お仕事の内容などについて、今回、色々と質問に答えていただきました!

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◎「本校を卒業してから今の仕事につくまでの経緯を教えてください

元々、日本文学の研究をしたく文学部に進学しました。大学は京都に暮らしてみたいという思いから、京都の龍谷大学に進学しました。在学中は主に文学研究の基礎的な授業をとりつつ、部活動の茶道部に励みました。
大学入学当初から、就職する気がなく(というよりも就職活動をしたくなかった)のもありましたが、より専門的な研究がしたかったので、大学院進学を考えました。ですが、金銭的余裕等で諦める形に。就職活動は思いのほか、すぐに決まってしまい、束の間は安心したのですが、自分の本当にしたいことは何なのか不安にはなりました。そんな思いのなか、卒業間際に身内に不幸があったり個人的なことが重なり、精神的にも厳しい状態になりました。
そのため、就職先の研修期間中ではありましたが、内定を辞退する運びとなりました。

その後無職で卒業し、ひとまず実家福山に帰郷。実家で過ごしながら、この先の将来について考えていた時、ふと尾道空き家再生プロジェクトについて思い出しました。
元々、高校生の時からニュースなどで活動についてチェックしていたので隣町に変わったことをしている人たちがいる。という印象を持っていました。再度、ホームページやフェイスブックを確認するとNPOが運営するゲストハウス(簡易宿泊所)あなごのねどこ」のスタッフ募集が。英語必須の業務でしたが、「なんとかなるだろう」という漠然とした思いで、応募面接のうえ、チェックインスタッフとして採用していただきました。

(尾道空き家再生プロジェクトについては、つるけんたろうさんの「0円で空き家をもらって東京脱出!」朝日新聞社に詳しいです。漫画で読みやすいので高校生にもおススメです)

https://www.homes.co.jp/cont/press/rent/rent_00107/

 

ゲストハウスの一スタッフとして働きながら、海外のお客さんや地元に暮らす住民、移住者と交流するなかで、よく行っていたカフェで、お店や常連客から「なんか(お店)せんのん?」という話題に。尾道は比較的安い物件が多いことや先輩移住者たちが様々なお店を作ってきたことから、新しいお店を開きやすい環境が整っています。

なんとなく、思いつきで、「するなら古本屋かな」と話していたら、現在の店舗となる物件を発見。管理はNPOが受け持っていたため、代表に掛け合い、安く借りることができました。

 

の後、2016年四月に古本屋 弐拾dBとしてオープンしました。

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◎「今の仕事の内容を教えてください」

昼間は引き続き、ゲストハウス「あなごのねどこ」にてチェックイン業務をしながら、仕事が終わったあと、深23:00-27:00.は自分の古本屋をオープンする変わったダブルワークをしています。

 

ゲストハウスでは、宿泊客の対応や予約処理などがメインになります。

古本屋では、名前の通り古本を掃除し、並べ、販売をしています。

棚の配置や、見え方、常連さんが何を読むのか、何が好きかを考えながら棚を作っていきます。

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築約50年の元医院を改装したレトロさも魅力の一つ

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◎「今の仕事のやりがいや今後の目標などを教えてください

ゲストハウスの仕事は、まず様々な地域のお客さんと出会えることだと思います。

国内だけでなく、海外のお客さんも多いのでそんなお客さんと交流しながら、今まで知らなかった音楽や、話や価値観を知ることができるのは素直に楽しいです。

 

古本屋は、なによりもお客さんが探していた本、大事にしたいと思える本を古本屋を通して届けることができる事がなによりも幸せです。現代はネットで何でも買えてしまう時代でもありますが、直に店頭でお客さんとコミュニケーションをとりながら本(商品)を届けられるのは、実店舗の良さでしょうか。

また、僕のお店は平日は深夜営業なので、ちょっと変わったお客さん(いい意味で)が多く訪れるのが面白いです。酔った帰りのお客さんから、遥々深夜の古本屋へ訪ねて来てくださる方。眠るのにもったない夜に散歩がてらに立ち寄る近所のお客さん。そんなお客さん達と同じ空気を吸いながら真夜中、本と共に過ごす時間は何にもかえがたい時間です

 

 

◎「最後に、後輩達に何かメッセージをお願いします」

 

僕は高校の在学中は、勉強もあまりできず、クラスでも目立たない、凡庸な生徒でした。

彼女もいませんでしたし、同級生には「あいつは将来大丈夫なのか」と言われるようなちょっとあかん感じもありました。

 

そんな僕でも、なんとかこうして今は暮らしています。働き方は多様になっていて、就職や進学することだけが答えではないと思います。

自分にとって何が大事かどうか、きっとまだ分からないと思います。僕もまだ分からないです。けれど、分からないなりに考え続けて、自分が納得する道を模索するしかないかもしれません。

 

あとは、自分で決めて動き始めると助けてくれる人が必ずいます。そんな人たちとの時間は大切にしてください。

この先、失敗やどうしようもない状況が起こると思います。僕も一度、シューカツで失敗しました。そんな時に、支えになる言葉や声をかけてくれる人が必ずいます。その声を大切にしてください。

 

もし、いないのなら僕のお店に来てください。土日はお昼もオープンしています。

何もできないかもしれませんが、お茶くらいは出せるかもしれません。お菓子は持参していただけたら助かります。

  

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ちなみに、店名のデシベルは音量の単位で、「古本のほのかな声に耳を傾けて欲しい」という願いから名付けたそうで、そんな藤井さんの想いに共鳴するように、お店には深夜にも関わらず数人から十数人が来店、中には東京や九州から訪れる常連客もいらっしゃるそうです。DSCN0207.JPG

「深夜の古書店ではさまざまな人と出会え、本当に楽しい」と語る藤井さん。これからも全国の古書愛好家から愛される、ユニークで素敵なお店であり続けてくださいね!

お忙しい中ご協力くださり、ありがとうございました!

2018年2月19日

中2「仕事講演会」を行いました!

2/17(土)の3・4時間目に中学校2学年では

恒例の「仕事講演会」を開催しました!

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中学生の進路学習(キャリア・プロジェクト)の一環として、

毎年様々な職業分野で活躍している本校OB・OGの方を

お招きしているのですが、今年は次の8名の方々

講師を務めていただきました! みなさんお忙しい中、

ご協力いただき、ありがとうございました!

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・徳毛 愛美さん(看護師(福山市民病院内科))      
・大成 匡史さん(しまなみ信用金庫融資一部部長代理)
・宮岡 沙代さん(小学校教諭(府中学園府中小学校))
・都地 友紘さん(医師(岡山大学病理診断科))
・塩飽  弘芳さん(株式会社Salt design代表取締役)
・山根 嗣朗さん(弁護士(山根法律会計事務所))
・山根 務さん(弁護士(山根法律会計事務所))
・寶大寺 淳さん(薬剤師((株)ファーマシィ山陰エリアブロック出雲中央薬局長)

なお、詳しくはスクールブログの記事をご覧ください☆

http://fukuyama.kindai.ac.jp/column/2018/02/post-2031.html

2018年2月 1日

森田健吾さん(平成10年度卒)を紹介します!

今回紹介するのは森田健吾さん(平成10年度卒)です!

現在、地元・福山で庭や外構、エクステリアの会社「そらや」を経営、

備後を代表する作庭家として活躍されています!

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そんな森田さんに色々と質問に答えていただきました!

 

◎「本校を卒業してから今の仕事につくまでの経緯を教えてください

立命館大学理工学部土木工学科を卒業し、関西の造園会社でに就職していたのですが、清掃業を営んでいた父親が病に倒れたため26歳の時に帰郷。清掃業を廃業した後に、新たに現在の会社「そらや」を創業しました。 
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また2013年からはアウトドアクラブ「そらドレン」の運営も行っています。
  
  

◎「今の仕事の内容を教えてください」

 

「そらやLandscape」の運営 since2007 (https://www.soraya28.com)  
 庭、ランドスケープ、エクステリアに関して、設計、デザイン、施工までのトータル提案をさせていただいています。
 
■アウトドアクラブ「そらドレン」の運営     since2013 (https://ameblo.jp/moriken5555/)
 「日常の中の非日常」をテーマに子どもたちの感性を磨くため、空の下でただただ楽しむイベントを開催しています。
 
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◎「今の仕事のやりがいや今後の目標などを教えてください

 

造園業を創業して10年。庭のコンクールでの受賞歴や東京日比谷公園で開催されるガーデニングショーでの作庭などが認められ、最近ではほぼ「お任せ」で庭の設計施工をさせていただけるようになりました。
「お任せ」が故に期待に対するプレッシャーも大きいですが、完成後にいただける「任せて良かった……」の一言がやりがいでもあり、生きがいです。

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また、「そらドレン」では、子どもたちに混じり自然の中で走り回ることで自らも子どもに戻れるので、作庭の中に取り入れる「遊び心」のヒントとなっています。

今後の目標は「教育」に携わりたいです。

子どもたちに「わくわく」を伝え、将来何かしらのプロフェッショナルを目指してもらえるように……・

ただ、上からの教育ではなく、自ら楽しみながら挑戦し続ける姿を見てもらうことで、少しでも子どもたちにとって刺激になればと思います。

 
 

◎「最後に、後輩達に何かメッセージをお願いします」

 
高校卒業までにやっておくべきこと…「自分を知ること」
 
高校卒業後にやっておくべきこと
 ……「福山を出ること」そして「福山に戻ること」
 
   

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ちなみに森田さんからは高校時代の思い出として、上記の「自分を知ること」に関係するこんな面白い話をいただいていて、

「在学中、同じクラスで常に授業中寝てる人がいたのだけど、ただ、試験をやるとなぜか毎回1位……。こっちは真面目にやってんのに、彼にはいつも負ける……。正直くやしい気持ちもありましたが、彼のこと『「カッコええな~』って思いました。、同時にそこではじめて自分を知りました。自分は真面目なフリをしてるだけだ……・と。人生のターニングポイントです。決して授業中寝ることが良いことではないけど、その分、他のみんなが夜寝てる間に努力しまくってるそれがカッコ良く思えました」

そうですね、もちろん授業中に寝るのは決して褒められたことではありませんが(;^_^A)(笑)森田さん的にはそういう「人前では余裕のある姿を見せつつ、実は影ですごく努力している」あり方が魅力的だったようで、そういうのは何だかわかるような気もしますね!

「彼のその姿が今では自分の生き方のスタンダードです。普段寝てる振りして、ぽ~んっと結果を出す……嫌なヤツです(笑)」

と、インタビューの最後を笑いで締めくくってくれた森田さん。関西と福山では庭作りの文化が異なることもあり、お仕事も最初は苦労の連続だったそうですが、ようやく思い通りの庭が作れるようになってきた現在、
更にそこにとどまることなく、新プロジェクト『そらいえ』では、子どもの頃からの夢だった建築の世界にも足を踏み出されています! 
そんな森田さんのバイタリティの原点に、高校時代の居眠りばかりしていた友人の存在があるかと思うと、何だか面白いですね (*´ω`*)

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森田さん、お忙しい中ご協力くださり、ありがとうございました!

今後の更なるご活躍を応援しています!(*^▽^*)



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