【特別進学コース】アーカイブ

2018年12月 4日

道満治彦さん(平成18年度卒)を紹介します!

今回紹介するのは道満治彦さん(平成18年度卒)です!

道満さんは本校の特別進学コースを卒業された後、

現在、立教大学経済学部助教をされています!

道満2.JPG

  

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①本校を卒業してから今の仕事につくまでの経緯を教えてください。

現在に至るまで、ここでは語り尽くせないほどの相当な紆余曲折があったのですが・・・
簡単に言うと、大学を卒業してから、研究者、環境NGO、立法府の裏方の間を行ったり来たりしていました。

祖父が政治家だったこともあり、政治に関係する仕事をするために政治学を学びたいと思っていました。
ただ、その祖父から「政治を知るためには経済政策を学んだほうがいい」という助言があり、最終的に立教大学経済学部経済政策学科に進みました。

進路選択をした時期は、ちょうど小泉・竹中構造改革路線への批判が高まっていた時期です。
学部時代に環境問題に興味を持ったのがきっかけで、恩師のアンドリュー・デウィット先生のゼミに入ることになり、地球温暖化問題や自然エネルギー政策などを学びました。
自然エネルギー分野の第一人者・飯田哲也(てつなり)さんが主宰する環境NPO・環境エネルギー政策研究所(ISEP)には、大学4年の時に共同研究インターンとして関わり始めました。

大学4年3月に起こった福島第一原発事故は、研究者人生を大きく変える転機でした。
この時にはすでに大学院に行くことは決まっていて研究計画書も出していたんですが、あの事故で大きく状況が変わって自分の研究分野が注目されることになり、研究計画書も一から全部書き直したのを覚えています。
「再生可能エネルギー特別措置法」という法律が審議入りしてから、環境NPOの業務として自分の研究として、毎日のように国会に通ってメモを取っては、その夜にレポートにまとめて公表していました。
この時のレポートの束をもとに修士論文をまとめました。

博士後期課程に進んでからは、大学で自分の研究を進めると同時に、環境NPOで事務職兼研究スタッフとして仕事をしていました。
環境NPOの仕事でよく福島に行く機会がありました。それもあってか、南相馬市、郡山市、福島市、喜多方市・・・と現地の生の声を聴く機会も得られました。

福島会津喜多方の太陽光発電所(NPO時代).jpg

福島会津喜多方の太陽光発電所(NPO時代)


環境NGOの仕事の一つとして、専門家と超党派の国会議員の定期的な議論の場づくりに携わっていました。
ただ、様々な事情があって、途中からは専門家側だけではなく国会議員の側の事務局もお手伝いしていました。
巡りに巡って、ほんの少しですが政治の裏側を垣間見ることができました。不思議なものです。
国会議員に同行して、福島第一原子力発電所の視察にも行ったこともあります。

とまあ相当密度の濃い6年間を過ごしたのですが、おかげさまで博士論文は遅れに遅れ続けています・・・(苦笑)。
この4月から縁あって、母校・立教大学経済学部の助教として研究・教育にあたっています。現在は、博士論文の執筆に本腰を入れています。


②今の仕事の内容を教えてください。

現在の仕事は3つで、初年次教育、自分の研究、そして若干ですが大学の事務です。

初年次教育は、大学に入学したばかりの1年生への勉強の意識付けや「大学の学び」の基礎固めになります。
具体的には、経済学部1年生向けの情報処理入門基礎ゼミナールの授業を受け持っています。
情報処理入門はパソコンの使い方を学びながら、経済統計や財務諸表などの読み方を学ぶ科目、基礎ゼミナールは少人数で輪読やレポートの書き方を学ぶ科目です。

情報処理入門の教科書.JPG

次に、自分の研究ですが、環境政策やエネルギー政策などを専門としています。
まずは遅れに遅れた博士論文を完成させるべく、書き進めているところです。
来年の夏には博士論文提出できるように準備しています。
分野によっても違いますが、文系の博士論文の分量は約15万字以上、本1冊レベルです。
自分の研究は日本・ドイツ・カナダの比較研究ということもあって、先日も論文執筆のために英文の参考文献の山と格闘していました。
助教という立場ですが、未だに恩師や関係する先生方からコメントを頂いたり、教わったりすることも多いです。

研究室の書棚1.JPG

それから、若干ですが前職の仕事もお手伝いしています。
時には前職の環境NPOや永田町に通っては、専門家や国会議員などと最近の情勢について意見交換したり、会議や研究会に参加したり、あるいは会議・研究会の資料を作ったりもしています。


③今の仕事のやりがいや今後の目標などを教えてください。

前職・環境NPO時代から続けていることですが、「現場を見ながら研究をして、その研究をまた現場に活かすこと」を大切にしています。
それがあってか、自分の研究が実際の政策に反映されたり、実務を通じて政策や制度の矛盾を発見したりできるので、それはやりがいがありますね。もちろん、両方に携わり続けるのは時間的にも体力的にもしんどいですが、それだからこそ得られるものも多いです。

あとは、学生の成長が見られることですかね。大学1年の夏を過ぎれば、大学生活に馴染んできます。部活やサークルに打ち込む学生もいれば、秋学期になって勉強を頑張る学生もいます。基礎ゼミナールでは一年を通じて7500字のレポートを書くことになりますが、春学期はあまり積極的ではなかった学生が秋学期になっていろいろ質問してきたりする。これはやりがいを感じさせられます。

「研究者は研鑽を積んで、いかにいい研究をするか――」
これは尊敬する大先生からいつも言われるですが、研究者である以上、それがすべてだと思っています。今後の目標を考えていく上で、いかにその「いい研究」を目指してやっていくかが一番重要です。

次に、近いところの目標ですが、博士論文の完成です。
博士論文は研究者にとって重要なキャリアパスです。次のステップに進むためには、とりあえず書き上げることが必要です。
それから、これは自分自身がやっている研究への考え方ですが、実際の経済政策や環境政策、エネルギー政策にどう活かせるのかは問い続けていきたいですね。
やっぱりそれが自分の研究の特徴でもありますし、それから現場あってこその社会科学なので。

立教経済学研究(論文収録分).JPG


④高校時代のエピソードを教えてください。

高校は特別進学コースで、1年生の時の担任は金尾先生で、23年生の時の担任は廣安先生でした。
 3
年間、岡山から通い続け、無遅刻・無欠席・無早退を達成しています。

クラブ活動は将棋部で、蔵田先生の指導もあってアマ初段を取りましたが、それ以降はほとんどといっていいほどやっていません。
今は藤井聡太さんの影響で世の中は将棋ブームなので、それもあってたまに対局を見たりします。

 

2010年には教育実習に来ていました(下のスクールブログのリンク参照)。
その時の担当は麻生先生で、科目は現代社会、クラス担任は体育進学コースの2年生のクラスでした。
大学1年生も高校生も年齢的にはそれほど変わらないこともあって、教育実習の時に生徒さんに接した経験も、今の授業に活かされているはず・・・。
http://fukuyama.kindai.ac.jp/column/2010/06/post-383.html
http://fukuyama.kindai.ac.jp/column/2010/05/post-373.html
 

⑤後輩達に何かメッセージをお願いします。

将来の大学1年生に対して、大学で教える側からのメッセージは3点です。

まず、問題意識をしっかり持って大学や学部を選ぶことです。
大学生活を有意義なものにするためには、どういう問題意識(「〇×学を学びたい」とか、「A先生の下で学びたい」とか、「□△のこういう部分に関心がある」とか、「どういう仕事・キャリアに進みたいか」とか、「部活を頑張りたい」とか)を持っているのかが重要です。
偏差値も大事ですが、それだけで決めてしまうと、大学で何をしたいのかが曖昧なまま終わってしまいます。
近大福山の場合は、近畿大学の公開講座があると思います。そういう場も積極的に活用してほしいと思います。

次に、何事にも関心を持つことです。
大学では授業以外にも様々な講演会・シンポジウムがあったり、それ以外にも学びの場があったりします。
今の分野にたどり着いた原点は大学1年生の時にあったシンポジウムです。
現在お世話になっている先生方(恩師のデウィット先生や、当時慶應義塾大学にいた金子勝先生(現在、本学特任教授)など)に出会ったのもこの時でした。
そういう出会いが得られるかどうかは、関心を持とうという意識があるかどうかにかかっていると思います。

そして、仲間を作ることです。
学生時代を通じて、そしてそれ以降も、楽しい時間を共に過ごせる仲間を作れるか。
本当に困ったときに相談し合える仲間を作れるか。
学生生活はもちろんですが、社会に出てからもこういう仲間は大事です。
学部時代4年間に過ごした学生寮・精義塾の同期・先輩・後輩とは、一緒に遊んだり、熱い議論を交わしたり、喧嘩したり・・・と密度の濃い共同生活をしていました。
今でも彼らと会うと、やっぱり「仲間」って感じがしますね。

最後にですが、ぜひ立教大学も志望校の候補に入れてもらえれば幸いです。

蔦の絡まるキャンパスでみなさんをお待ちしています!

立教大学1号館(モリス館).JPG

IMG_3384(1).JPG

今は名物のクリスマスツリーが綺麗です!

 

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道満さん、大変ためになるお話、ありがとうございました!(^^)/

ちなみに道満さんにはご自身の学会発表の準備でお忙しい中、寄稿していただきました。
重ねてお礼申しあげますm(_ _)m

EU学会報告準備中(スライド).JPG

(11/17・18の日本EU学会で、「EUにおける再生可能エネルギー『優先接続』の進化-EU電力指令・再生可能エネルギー指令と固定価格買取制度からの示唆-」という内容で報告されたそうです)

 

本校から立教大学に進学する生徒は毎年のようにいますので、実は先輩と知らずお世話になったという卒業生もいるかも知れませんね!(なお、道満さんからの情報によれば、立教大学には他にも本校OGの准教授がいらっしゃるとのこと!)

これからもお世話になることは多いかと思いますが、その節はぜひ同窓生のよしみでビシバシ鍛えてやってください!(笑)

最後になりましたが、道満さんの今後のますますのご活躍を応援します!(^^)/

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2018年11月 5日

「第七回福山寄席 柳家小八独演会」(11/25(日))ならびに「本と落語 柳家小八独演会」(11/24(土))のご案内

本校OB(平成6年度卒・特進コース)で、現在噺家(真打)として

活躍されている柳家小八さんの、第七回目となる

「福山寄席」が11/25(日)に開催されます!

故郷・福山の落語文化の発展に尽力されている

小八師匠を、皆さんもぜひ応援ください☆

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「第七回福山寄席 柳家小八独演会」
  出 演: 柳家小八
  日 時: 2018年11月25日(日)13時開場・13時30分開演
  会 場: 福山市ものづくり交流館 エフピコRim9FスカイホールA
         (全席自由)
  入場料: 前売り2000円/当日2200円
  予 約・問合せ:福山寄席事務局(090-9370-3361)
 

なお、その前日となる11/24(土)には、

「本と落語~人生を豊にするふたつの出会い~」

題しての「独演会」も開催です!

こちらもぜひご参加ください!(*^▽^*)

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「本と落語 柳家小八独演会」
  出 演: 柳家小八
  日 時: 2018年11月24日(日)13時30分開場・14時開演
  会 場: わかば塾みどり町教室(啓文社BOOK PLUS 緑町内)
  入場料: 無料
  お申し込み:
        お電話またはメールにて受付(担当:わかば塾 下岡)
         TEL: 084-954-3117
         MAIL:shimooka@wakabajuku.com

2018年7月24日

菊池美樹さん(平成26年度卒)を紹介します!

今回紹介するのは菊地美樹さん(平成26年度卒)!
菊池さんは現在、北九州市立大学の4年生なのですが、
彼女になぜ今回登場してもらうことになったかというと、
  
このたび高校生新聞社が大学生協と共同で制作した
「保護者のための大学生活入門」(6/1号)
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彼女が参加した海外留学ツアーの体験談が
大きく取り上げられているのに気がついたからです!
(「おお!これ菊池じゃないか!」と職員室で話題に!)
 
彼女が参加した海外留学ツアーは大学生協が主催する
「ディズニー・バレンシア国際カレッジプログラム」!
あのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートで
キャストとして働きながら、バレンシア・カレッジが
提供する科目の履修もできるという人気プログラム!
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将来、英語を活かした接客の仕事に就きたい菊池さんにとって
海外のディズニーで働けるのはめったにないチャンス!
そう考えた彼女は高倍率の試験や面接に果敢に挑戦し、
見事ツアーへの参加を果たしたのです!(๑˃ ᴗ˂ )و
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半年間の留学を終え、異文化に触れ、固定観念を待たずに
考えることの大切さを学んだという菊池さん!
(あと何事にも積極的になり、また接客的には
「少々のクレームにもへこたれなくなった」そうです)
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記事の最後には海外留学に興味がある後輩たちに向けて
「ぜひ挑戦してください!」と呼びかけていました。
本校の後輩たちも、大学でこんな風にがんばっている先輩が
いることを知って、ぜひ刺激を受けて欲しいですね☆
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最後に、菊池さんから本校の後輩たちに向けて
メッセージをもらっていますので紹介します!(*^▽^*) 
 
『2014年特別進学コース卒業生の菊池美樹です。
 北九州市立大学英米学科に在籍しており、半年間アメリカの
 フロリダ州にあるディズニーインターンシップなど経験しました!
 世界各国からキャストもゲストも訪れる場所で世界ナンバーワンの
 ホスピタリティを身を持って学べる素敵なプログラムでした。
 将来英語を使った仕事をしたい!グローバルな仕事に就きたい!
 そんな方にはぴったりです。ぜひ今のうちから、TOEICや英検に
 どんどん挑戦してみてください!』
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